春日山めでたい盃
(江戸後期)

商品写真


 サイズ  口径 8.4cm、高さ 3.8cm
説 明 
加賀藩主の世継が、九条家より正室を迎える婚礼の宴席で、お持ち帰りの祝杯として、青木木米(もくべい)指導の春日山窯に用達させ、作られたもの。

当初は、数多かったようだが、今はあまり見かけない。
重ね焼きで、上釉のない見込に、紫と青で笹を敷いた鯛を描き、表から裏へかけて、「めでたいに伊勢の浜萩折しきて」と朱で書かれている。

九谷で、酒盃専用の焼物として、量産された最初のものである。

浜萩(はまおぎ・・・萩と書いておぎと読む)
 →伊勢地方の言葉で「あし」の意。

見込→器物で、上から覗き込ん見た真中のこと
コンディション  良 
価 格   120,000円 
在 庫   1

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