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10

2-14

吉田屋 「猫と蝶」図 平皿
(江戸後期)
吉田屋の作品の図柄は、花鳥・山水・人物などが多いが、動物を描いたものは少ない。
特に、この作品のように「猫」をモチーフとしたものは、本作品ひとつと思われる。

玩具とたわむれる猫と、舞飛ぶ胡蝶の対比は面白く、また、皿の形は、緩やかな円弧に囲まれた多辺形で、その繋ぎ目の尖端を軽く切り取って変化に富ませている。

背景の小紋も、小丸に点打ちという、あまり例を見ない様式で、いろんな点で、吉田屋の常識としてのイメージを大きく超えた作品といえよう。
口径 28.5cm
高さ 4.9cm


2,500,000円

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レトロ
事務用(作業用)座机 木製
(昭和初期)
昭和レトロ

幅 111.7cm、奥行 84.5cm、高さ 39cm
1,500円

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36
2-15
九谷染付若杉窯 牡丹図徳利
(江戸後期
口造りから首へかけ、肩のふくらみを経て胴廻り、そして腰張りから糸底へと続くなだらかな曲線は、若杉独特の優美さを漂わせ、その上品な形を作り出している。

伸びやかで大胆な筆致で画かれた牡丹の図柄は、九谷陶工の真髄を思わせる。
胴径 16.4cm
高さ 27.6cm


180,000円
09
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39
6-15
初代 徳田八十吉 共箱
古九谷写し 丸紋図火入
 (九谷村原石使用)
(昭和初期)
古い九谷原石を使用して制作した火入は、この一つのみである。

裏の銘を見なければ本物と見違える程で、香炉にも応用出来る秀作である。
口径 9.5cm
高さ 7.9cm


300,000円
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2-16
九谷青絵蓮代寺窯
山水図 平皿
(江戸後期)
小松市博物館の展示にも度々出品されている蓮代寺窯を代表する力作である。

遠景近景を巧みに取り込んだ大胆な構図は九谷独特の表現である。
口径 38.2cm
高さ 6.8cm


200,000円


09
07

レトロ
手提げ金庫
(昭和30年代
昭和レトロ

鍵は、左右の番号を合わせることでかかります。
昭和のセキュリティーが施されていて面白い。
ねじを巻いてセットしておくと、金庫を持ち上げるとベルが鳴る仕掛けになっています。
幅 36.6cm
奥行 25cm
高さ 15.7cm


1,500円
09
06

レトロ
五十鈴流 囃子用 横笛
和調子六本
(昭和初期)
昭和レトロ 長さ 41.3cm

2,500円
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05

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3-4
秋野蒔絵提重
(江戸後期〜明治初期)

細密で華やかな蒔絵は、京好みで、前後側面どこを眺めても手抜きのない丁寧なの仕上がりは、作者の人柄を物語る。四段重、盛器、酒注ぎ、銘々盆などが、枠内に納められ、野外での遊食などに使用された上流社会での愛用品である。

現在では、和室客間の飾りなどに合わせ置かれ、往時の風流な雰囲気を作り出す芸術品として喜ばれている。

(枠)
巾  24.5cm
奥行 14.2cm
高さ 29.2cm
(四重)
巾 14.5cm
奥行 13.8cm
高さ 21.3cm


450,000円

09
03

23
6-10
松本佐一
古赤絵風九谷ぐい呑
2ッ組


昭和47年、時の首相、田中角栄氏のちから添えにより、永らく途絶えていた日中国交が正常化し、講和が成立した。
中国主催によるその祝賀宴へのみやげとして九谷の酒盃が選ばれ、当時の有望クラフト作家、松本佐一氏がデザインと制作を受注納品し、宴席での乾杯に用いられた。
好評だったこの作品は、その後、国内でも需要が生じ、追加制作がなされた。
簡素ながら、古赤絵の中国風に侘びの日本的風情が加味され、戦後史の需要なひと駒を背景として生まれたこの作品を、九谷の歴史の上にも、その一頁に加えて、末永く伝承していきたいと思う。


口径 6.7cm
高さ 4.5cm


6,000円

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27
3-3

松竹梅 瑞鳥蒔絵
三ッ組盃
四海波若松蒔絵台付
(大正〜昭和初期)

元旦、婚礼、初老、還暦など、祝事の宴席に儀式用として使われる。
高蒔絵、切金、平目、研出し、梨子地などのあらゆる技法を駆使して作られた加賀蒔絵最盛期の力作である。
上の小盃は雉子、中の盃は鴛鴦、下の大盃は鶴がそれぞれ松竹梅を背景として豪華に画かれ、裏面は、四季それぞれの祝事用品が面白く配され、和やかな感じに満たされる。
台は、多少趣きを替え、地味な表現力を持つ研出しの技法で、四海波を画き、幽遠な雰囲気を漂わせる。
台の側面は、若松で取り囲み、縁は平目をまばゆく配し、全体をしめくくっている。


台幅 16.6cm、総高さ 20.1cm

300,000円

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01


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2-5
九谷染付若杉窯
 閑居人物山水図瓢形徳利
無銘

(江戸後期)
若杉徳利の代表的な型で、潤いをふくんだ染付の色合いは、此の上ない素朴さを感じさせる。

手にした時の軽さは独特の特徴で、これが色絵であったら“吉田屋”・・・と連想を生じさせる気品に満ちた作品である。
胴径 9.5cm
高さ 18.8cm


300,000円

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2-12
九谷青絵宮本窯
滝山水図 縁付鉢
(江戸後期)
縁付鉢は吉田屋では多く見かけるが、宮本窯ではそれほど多くない。

縁と裏面に描かれた小紋は、吉田屋とはまた、ひと味違った面白味がある。
発色は最高に良く、夏のお茶席に、菓子鉢として用いれば趣きがある。

口径 21.3cm
高さ 5.7cm


300,000円 
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6-13
初代 徳田八十吉 共箱
古九谷写 木瓜唐草紋色紙折 銘々皿 5客
(九谷村原石使用)
(昭和初期)

初代八十吉の古九谷原石による作品は、多種におよび、古九谷再興工芸の最高レベルとして、世に認められているが、中でも、本作品は、秀作として称賛されている。

素地造りの形状、手ざわり、表裏図柄の感覚、色合い、すべてにおいて最高で、本物の古九谷と並べ合わせて、いささかも遜色ない。

製品数も少なく、愛好家には最適である

縦 11cm
横 13.5cm
高さ 1.9cm


850,000円

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2-10
若杉染付山水図瓢形徳利
(江戸後期)
この種の瓢形徳利は、形状がそれぞれ微妙に違い、美術展などで幾つか展示されると、様々な個性が見比べられて興味深いが、この作品のように、丈が普通のものより3〜4cmも高いスマートなものは稀である。

吉田屋窯の「あやめ図瓢形徳利」と同型と思われる。
胴径 9.0cm
高さ 22.7cm


300,000円
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3
3-1
扇面散らし四季風物蒔絵 
長角小筥
(江戸後期)

大名か身分の高い家臣の姫君の愛用品らしく、隅丸で甲面を緩やかに盛り上げた被せ蓋と身の高さが、誠にバランス良く、気品の高さを物語っている。

高蒔絵、梨子地、研出し、切金、付描などの技法をつくした加賀蒔絵の源流でありね蓋裏と身の見込みには、同図の瑞鳥蒔絵を配した入念な作品で、身と蓋にまたがる合せ目に朱漆の布目を施し、緊張感をやわらげている。
縦 8cm
横 7.4cm
高さ 6cm

185,000円
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6
2-3
九谷染付若杉窯
 芙蓉手鹿の図中皿
10客
(江戸後期)
薄手の素地で、藍の色は鮮明、浅い甲鉢の形状が品良く整い、本箇古染付を思わせる。

若杉の無きず10枚揃えは、昨今は希少でありね10月の名残りのお茶席の菓子鉢、或いは会席のお菜の盛り鉢として応用すれば、侘びの風情が一層深まるでしょう。
口径 20.7cm
高さ 3cm


270,000円


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