2024年
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前の記事からほぼ2年の年月が流れてしまいました。
昨年2023年1月21日、父久志十三回忌。
そして、今年の1月1日、能登半島地震発生!
地震とは縁がなかったような場所での災害にビックリ。
我が故郷の小松は被害が比較的少なく、ひとまず安心。
親戚や友人が無事で何よりでした。
転んでもただでは起きない石川県、
ピンチをチャンスに変える力のある石川県、
きっと素晴らしい復興が見られると信じています。
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2022年コロナ禍
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前の記事からほぼ6年の年月が流れました。
昨年2021年11月、母良子十三回忌。
日本では2020年から始まったコロナも3年目、オミクロンに。
2020東京オリンピックは、延期され昨年2021年に実施。
右の写真は、三代目徳田八十吉さんの彩釉壺・藍華菱。
展示会場は、茨城県の笠間美術館。
お正月に息子夫婦が美術館に行って、
「こんなのあったよ〜」と写真を送ってくれました。
息子も小さい頃から八十吉さんの作品を見ていましたからね。
よく、見つけてくれました。なんだか嬉しいです。
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親戚からの委託品
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2015年11月、母良子七回忌。
なかなか気持ちの整理がつかず、ずっと新しい動きのなかったこのホームページですが、親戚から委託品を預かることになり、何年か振りに品物を紹介する気持ちになりました。
少しずつ調べながらアップしていきます。 |
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気持ちも新たに!
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コラムのページも、すっかりご無沙汰してしまいました。
父は不在となりましたが、いつも見守ってくれていると思います。
気持ちも新たに、父が遺してくれた物を少しずつ整理していこうと思っています。長くかかると思いますが。
昨年7月、右のとおり、古物商許可証を取りました。
よろしくお願いいたします。
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茨城県公安委員会許可
第401160002613号 |
「古美術 中川」
★備忘録★
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2009年11月19日、母良子永眠。享年76歳。
2010年6月、石川県小松市大文字町の「古美術中川」閉店
父久志、長女家族と同居のため茨城県に引越し。
2011年1月21日、父中川久志永眠。享年83歳。
3月11日、東日本大震災。
特に被害はありませんでした。
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偉大な我が父 |
人間国宝
徳田八十吉さん
の思い出
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去る8月26日、小松市在住、彩釉磁器人間国宝の三代徳田八十吉さんが永眠されました。享年75歳。
1997年に、九谷焼作家として初めて人間国宝に認定された、小松の宝ともいえる方でした。
徳田ご夫妻とは、私の両親とも親しくさせていただいており、私が結婚したときにもお祝をいただきました。そのお礼や何かでご自宅へおうかがいしたことがありますが、絵付け前のものや、いろんな工程の品が棚にたくさん並んでいて、芸術家のオーラ漂う中に、親しみやすい雰囲気を感じたことを覚えています。
昨年の12月、当店にいらっしゃり、父と30分ほど話していかれたのが八十吉さんとの最後となったそうです。
まだまだ、素敵な作品を作っていただきたかったのに、本当に残念です。心より、ご冥福をお祈りいたします。
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汚れも、見どころの
ひとつ・・・?
重ね焼とは!
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右の写真は、重ね焼(かさねやき)で焼成された盃です。
重ね焼とは、窯の有効活用のため、5個から10個程、器を重ねて窯に入れて焼く技法です。
でも、釉薬をかけ、そのまま重ねて焼いたのでは、全部くっついてしまいます。
そこで、くっつかないようにするための方法がいくつかあります。
●朝鮮では・・・
高麗茶碗は、粘土を小さく丸めて底の部分、何箇所かに置いて、浮かせる状態にして重ねて焼きます。
焼いた後、粘土を取ると、豆のような跡、目跡(めあと)が付きますが、日本人は、この目跡も見どころとしています。
●日本では・・・
接触する部分の釉薬を削り取ります。
@接触する部分のみ、ドーナツ状に取る場合と、
A接触する部分から内側をすべて取る場合があります。
Aの方法では、昔は釉薬を取り去った部分をそのままにしておいたのですが、幕末になると、そのままではみっともないということで、誤魔化すために、絵を描くようになりました。
そうやって描かれたのが、右の写真の盃です。
絵のおかげで、釉薬がかかっていないのも、目立ちません。
でも、絵を描いても、微妙な余白には傷が付いたままなので、長年使っていると、余白に汚れが溜まっていきます。
この汚れこそが、時代がついたものとして、鑑賞の対象になるわけです。
汚れや跡を面白がるとは・・・、
自然のままを尊ぶ、日本人の心のゆとりを感じます!
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春日山めでたい盃 (江戸後期)
※時代がついた本物の汚れと、
偽物にわざと付けた汚れは、
鑑定家が見れば一目瞭然。
テレビの「何でも鑑定団」で、
鑑定家が
「わざと汚してありますね」
と、言っていることありますね!
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