古美術 ?! コーナー  A 08年8月〜09年6月    (文責 佐藤)

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究極のエコ?

割れた板の
修理技術

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不要になった古い箱をゴミに出そうと、ハンマーで叩いて分解していたところ・・・、
なんと、割れた板を修理した後を発見しました。

●一番上の写真→
板の真ん中付近が、横に真っ二つに割れているのですが、言われなければ特にわかりません。

●中央の写真→
割れているところを離して、拡大したところです。

●下の写真→
分離すると、切れ目に手作りした木製のくぎが見えます。

箱全体が、木のくぎで組み立てられていました。

昔は、こうやって割れた板を修理して箱を作っていたんですね。
今は、ここまでして使う必要のない世の中になってしまいましたね!






エラーコイン

記念貨幣
などの
プレミア

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紙幣や切手には印刷ミスがあり、プレミアム(本来の値段より高い値段で取引された時の超過分で、略称プレミア)が付くこともあります。
最近では、高岡市で、切手シートに印刷された「立山連峰」の文字が「連邦」となった印刷ミスがありました。

ところが、最近、コインにも鋳造ミスのものがあることを知りました。
調べてみると、5円玉や50円玉の中央の穴がズレているミスが多く、その他にも、右のような角度ズレのものがあります。

右のものは、45度左にズレたものですが、このズレが大きくなるほど、プレミアが大きくなるそうです。つまり、逆さまに近いほど価値があるということですね。


それから、オリンピックや万博など、記念貨幣をお持ちの方は、プレミアが気になるところですが、何千万枚も発行されているので、期待するほど値段は上がってはいません。

ただ、その中でも比較的高い値段で取引されているものがあります。

●東京オリンピック記念1000円銀貨
  その価値の理由としては・・・
  @日本で最初の記念貨幣
  A銀の純度が高い(おそらく世界一だそうです)

●昭和35年発行の穴あき50円ニッケル貨
  その価値の理由としては・・・
 発行枚数が、なぜか他の年度のものの10分の1程度と、 極端に発行枚数が少ない

これらのコインをもしお持ちでしたら、
どうぞ大切になさってください!





最近、当店で扱った
エラーコイン。
(札幌オリンピック記念
100円 白銅貨)

表面(写真上)の角度が
45度左にずれている。

撮影風景
公開します!

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ホームページに美術品の写真を載せるためには、写真の出来栄えが重要ですが、素人ではなかなか上手く撮れません。

そこで、ホームページ開設前に、ネットで「簡易撮影ドーム」(写真上)なるものを購入しました。

卓上用の蚊帳を大きくしたようなもので、傘のように閉じると棒状になり、収納にも場所をとらず、結構重宝しています。

さらに、照明用にゼットライトを購入。
カメラは、普通のデジカメです。

これで、準備OK!
商品を1点ずつ撮影し、寸法を測っていきます(写真下)。

この撮影作業と、商品説明を書くのが高齢の父にはなかなか大変で、一度に数点が精一杯。

というわけで、なかなか商品の更新もままなりませんが、どうぞ気長におつきあいのほど、よろしくお願いいたします。



市民が支える
茶道文化
「微妙会」

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「微妙会」と書いて、「みみょうかい」と読みます。
毎月、8日に、芦城公園の北にある茶室(右の写真)で、お茶会を催しています。
年会費を納めて会員になれば、だれでも参加できます。

会主さんは毎月交替で、その季節毎に趣向を凝らしたお道具やお菓子でおもてなしをします。

その微妙会の会計を10年以上担当していた父が、この10月末で、退任することとなりました。

この1年、父の会計を手伝いましたが、銀行に行くと、銀行の窓口の方に、
「会の名前、何て読むんですか?珍しい(決して変とは言わない)名前ですね」と、よく聞かれます。

「みみょうかいというんですよ」
「どういう意味があるんですか」
「小松に隠居した前田利常さんの称号が、『微妙院』というんです。それにちなんだネーミングみたいですよ」

ちなみに、「微妙・みみょう」の意味を調べると、
『言葉で言い表せないような味わい深い趣』
とありました!

今、みんなが使っている「ビミョー」も、本来はこういう意味があったのですね。



茶室「仙叟屋敷ならびに玄庵」

この茶室は、茶道裏千家十五代
鵬雲斎汎叟千玄室が、
千家四代仙叟宗室居士三百年遠忌
を記念して先祖の供養のため、
平成9年4月21日に
小松市へ寄贈されたものです。

(小松市ホームページより引用)


キズに関する
業界用語

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いろんな業界には、その業界だけに通用する専門用語がありますね。

古美術の世界にも、いろいろあるようなのですが、今回、品物のキズに関する用語を、ちょっとだけ紹介します。

●にゅう・・・すーっと入った線状のキズ。市場でも、「にゅうがないか調べて」と言われます。

●あたり・・・欠けのこと。ほんの小さい欠けは、こあたり。

●とり足・・・途中にあるキズ。にゅうは、線状に入ったキズですが、これは、途中に入ったキズのこと。キズの形がとりの足跡の形じゃなくても、こう呼びます。

機会があったら、使ってみてください!


とりの足跡のような
形のキズ、というところから
きているそうです。
猫の御坊通り
商店会に
幸せスポット
誕生!

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今回は、古美術というより、商店会の話題です。

商店街のほぼ中心部にあたる、当店の一角に、商店会活性化の一環として、幸せスポット「福石猫」が誕生。

縁あって、当店の一角に設置することとなりました。

お近くにおいでの際には、ぜひ、猫をなでていってください。

写真をクリックすると、詳細がご覧になれます。

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